内視鏡専門医・指導医によるハイクオリティーな内視鏡検査Endoscopy
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
上部消化管内視鏡スコープ
GIF-1200N
当クリニックで施行するのは、嘔吐反射がほとんど起こらない(オエっとならない)、細くて柔らかな鼻から挿入できる経鼻内視鏡検査です。
以前は画質などに問題があった経鼻内視鏡ですが、近年は高性能化により問題なく質の高い検査を行うことが可能となっています。口から挿入することもできますので、鼻腔の狭い方やご希望のおありの方では、口からの経口内視鏡検査を行うことも可能です。
これまでの経験から早期がんを含めた多くの腫瘍性病変の精査・治療を行ってきたため、見落とされる危険性もある小さく目立たない病変の発見も得意としております。
静脈麻酔による意識下鎮静(ボーっとして楽でありながら、完全には意識がなくならないレベル)での検査も行っておりますので、内視鏡の苦手な方でも苦痛を伴わない楽な検査をお受け頂くことができます。
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
下部消化管内視鏡スコープ
PCF-H290ZI
当クリニックで行っているのは、大腸を伸ばさずに挿入していくため苦痛の少ない、無送気水浸下軸保持短縮法による下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)です。
優しく迅速に挿入した上で、丁寧に観察を行います。これまでの経験から早期がんを含めた多くの腫瘍性病変の精査・治療を行ってきたため、見落とされる危険性もある小さく目立たない病変の発見も得意としております。
また原則として挿入性に優れ、診断能にも優れた最新の拡大内視鏡による検査を行いますので、病変発見時にはそのまま病変の精査ならびに日帰りポリープ切除へと切り替えることも可能です。
静脈麻酔による意識下鎮静(ボーっとして楽でありながら、完全には意識がなくならないレベル)での検査も行っていますので、内視鏡の苦手な方でも苦痛を伴わない楽な検査をお受け頂くことができます。
意識下鎮静での内視鏡検査
安全で苦痛のない検査・治療のため、当クリニックは静脈麻酔による意識下鎮静(ボーっとして楽でありながら、完全には意識がなくならないレベル)での内視鏡検査・治療に対応しています。
検査中は指先にセンサーを装着して血中酸素飽和度と脈拍数をモニターしておりますので、安全性もしっかりと確保しながらの検査を行うことが可能となっております。
鎮静下での内視鏡検査の際には、鎮静導入から内視鏡検査、リカバリー(鎮静からの覚醒)に至るまで一貫してストレッチャー上で行いますので、患者さまにはご自身で移動して頂く必要がなく、当クリニックスタッフによるストレッチャー移送による部屋移動が可能となっております。意識がはっきりとする前に起き上がったりする必要もないため、楽で安全です。
ただし鎮静下での検査を行った後は、翌朝まではお車を運転して頂くことはできません。
お車でのご来院をご希望される方や、忙しくて在院時間を短くしたい方には、鎮静剤を使用しない方法での検査も行うことができます。逆に内視鏡検査に強い不安をお持ちの方などでは、鎮静剤の量を多少増やすなどの対応も可能です。
他院での内視鏡検査・治療が苦痛だったという方も、ぜひ一度当クリニックへご相談ください。
高性能内視鏡システム
内視鏡システム
EVIS X1
当クリニックの内視鏡システムは、オリンパス社の最新のフラッグシップ機EVIS X1です。
オリンパス社は国内シェア約70%を誇る内視鏡の最大手で、本機は大学病院を含むほとんどの内視鏡ハイボリュームセンターにおける一般検査・精査・治療内視鏡の主力機となります。
当院にお越しの皆さまにおかれましては、それら大規模病院などで用いられている本機での検査をお受け頂くことができます。
EVIS X1は従来のハイビジョン画質を上回る高精細画像に対応しているほか、狭帯域光観察(narrow band imaging, NBI)の性能も非常に高いものとなっています。
通常の白色光観察では可視域のすべての波長が含まれますが、NBIにおいては赤血球中のヘモグロビンに吸収されやすい波長415nmの青色光と、波長540nmの緑色光を用います。波長415nmの青色光は主として粘膜表層で反射され、一部血管内に入った光はヘモグロビンに吸収されるため、表層近くの血管部においてはコントラストの強い茶色として描出されます。一方で波長540nmの緑色光においては、一部は表層付近の血管内のヘモグロビンに吸収されますが、多くは粘膜深部に至って比較的深いところにある血管に当たって散乱するため、深部の血管はややコントラストの落ちた緑色として描出されます。
NBIによる血管および表面構造の明瞭化
がん細胞は血管から栄養されて急速に増殖するため、がん部には細い血管が密に集まっていることが多くなっています。NBIはこの小さな異常血管を発見するのに大変有用で、がんの描出・詳細観察にあたって有効な手段といえます。またがん以外の病変においても多くの場合で周囲粘膜とのコントラストが上昇するため、それら病変の発見・観察にあたってもその力を発揮します。
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胃体上部の淡い褪色調の早期胃がん病変ですが…
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NBI観察で明瞭化します。
またEVIS X1にはNBI以外にも、粘膜表面の構造・色調・明るさの3要素を最適化して病変部のわずかな色調や構造の変化を強調することができる構造色彩強調機能(texture and color enhancement imaging, TXI)、緑・アンバー・赤色の特定の波長の光を照射することで深部組織のコントラストを形成することができる赤色光観察(red dichromatic imaging, RDI)、さらには近距離・遠距離のそれぞれに焦点が合った2つの画像を同時に取り出して合成することでリアルタイムに焦点範囲の広い内視鏡画像を得ることができる被写界深度拡大技術(extended depth of field, EDOF)といった機能が備わっており、様々な場面での適切な観察を行うことができるようになっています。
※クリックすると画像が拡大します。
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TXIによる病変部観察性の向上
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RDIの血管観察・止血処置能への寄与
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短時間・高精度の内視鏡検査に
役立つEDOF
当クリニックでは上部消化管内視鏡(胃カメラ)用スコープとしては、EVIS X1に対応する細径内視鏡として現行の最新スコープであるGIF-1200Nをご用意しております。
下部消化管内視鏡(大腸カメラ)用スコープとしては、受動弯曲機能による高い挿入性、拡大観察機能による優れた観察能を有し、さらにジェット送水機能で内視鏡治療にも対応した万能機として評価の高いPCF-H290ZIをご用意させて頂いております。
同日施行可能な上・下部消化管内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
当クリニックでは、胃カメラ・大腸カメラを同日にお受け頂くことが可能となっております。ご自宅もしくは当クリニックで腸管洗浄液を服用して頂き、胃カメラをお受け頂いた後、大腸カメラをお受け頂く形になります。
胃カメラ・大腸カメラを同日施行希望の方は、ご遠慮なくお申し出ください。
その日のうちに内視鏡検査結果を説明してカラー写真付きの内視鏡所見用紙も直接お渡しさせて頂きます
当クリニックでは、内視鏡検査後に鎮静から覚醒した後その日のうちに、検査結果の説明をお受け頂くことができます。
結果説明時には、カラー写真付きの所見用紙もお渡し致します。どのような状態であるかの説明のほか、今後の注意点などについても記載させて頂いております。用紙はお持ち帰り頂けますので、ご自身の健康管理などにご活用ください。
結果についてご質問などがおありの際には、結果説明時にご遠慮なくお尋ねください。
※ 生検検査(病変の一部をつまむ検査)やポリープ切除を受けられた方は、その検体の病理組織学的検査(顕微鏡での組織の検査)を行うため、後日のご来院を頂く必要がありますのでご了承ください。
胃がん検診・大腸がん検診(一次検診)異常に対しての精密検査(二次検診)にも対応(江東区胃がん・大腸がん精密検査医療機関)
当クリニックは、胃がん検診 (バリウムを用いたX線検査など)・大腸がん検診 (便潜血検査など) といった一次検診で異常が見つかった際の (陽性結果)、二次検診の精密検査としての上・下部内視鏡検査 (胃カメラ・大腸カメラ) にも対応しております。
当院は「江東区胃がん・大腸がん精密検査医療機関」に指定されています。「胃がん(バリウム)検診」・「胃がんリスク層別化検査」で要精査(精密検査が必要)となった際には当院で胃カメラでの精密検査を、「大腸がん検診」で要精査となった際には当院で大腸カメラでの精密検査をお受け頂くことができます。