2022年8月～2025年1月に当院で内視鏡検査・治療を受けられた患者さまにご回答いただいた、当院の診療満足度アンケートの集計結果となります。対象は、胃カメラか大腸内視鏡検査、もしくはその両方を受けられた患者さまです。
忌憚のないご意見を頂戴できるよう、記名・匿名いずれでも回答可能なweb形式でのアンケートとさせていただいており、544名の患者さまからご回答をいただくことができました。
これはこの期間に当院で内視鏡診療をご受診いただいた患者さまの11.7%にあたります。ご回答いただきました皆さま方におかれましては、ご協力いただきまして誠にありがとうございました。
初めての胃カメラという方の割合は少なく、4分の3近くの方がすでに他院などでの胃カメラを経験済みでした。楽に受けられる内視鏡検査を求めて当院を受診される方が一定数いらっしゃることが、このような結果の要因となっています。
8割以上の方が鼻からを選択されていますが、2割弱の方は口から受けられています。この中には鼻が狭かったため口から受けられたという方も、少数ですが含まれています。
当院で胃カメラを受けられた方の99%からご満足をいただくことができました。
当院では、内視鏡専門医・指導医による熟練の検査技術、大学病院同水準の高性能検査機器、適切な静脈麻酔による苦痛の最小化、炭酸ガス送気によるお腹の張りの軽減、そして丁寧な観察など、上質な胃カメラ検査をお届けするための様々な対策を行っております。当院のこのような工夫が、患者さまからのご好評をいただけた要因かと感じております。
胃カメラと同様に大腸内視鏡検査でも、2回目以降で受診されている方の割合が半分以上と、やはり多い結果となっています。一般的には健診などにも含まれたりする胃カメラほどは、大腸内視鏡検査は受ける機会が多いとはいえません。そういった中で当院において2回目以降の方が多かった理由としては、他院での内視鏡検査が苦痛だったため人づてなどで当院の評判を聞きつけて選んでいただいた方の割合が、かなり多かったということが理由として挙げられました。
当院で大腸内視鏡検査・治療を受けられた方の約99%からご満足をいただくことができました。
患者さまにご評価をいただくことができた要因といたしましては、内視鏡専門医・指導医による熟練の検査技術、大学病院同水準の高性能検査機器、適切な静脈麻酔による鎮痛・鎮静効果、浸水下軸保持挿入法での丁寧な挿入による苦痛の抑制、観察時の炭酸ガス送気によるお腹の張りの軽減、特殊光・色素内視鏡も併用した精密な観察、そして高次医療機関で長く修練をすることで身についた確実な治療技術などによって、当院での大腸内視鏡検査・治療が最適化できているところが大きいのではないかと思っております。
当院での医師の診察に対しては、99%近くの方からのご満足をいただくことができました。
わたしたちは、効率の追求よりも、検査前には患者さまとの対面での問診をしっかりと行って現状を把握すること、そして検査後は全検査画像をしっかりとお見せして丁寧に説明することなど、正確かつ上質な診療を行うことを何よりも重視しています。その結果がこの患者さまの高い満足度に繋がったものと考えております。しかしながら今回のアンケートのご回答いただいた544名中1名の患者さまから、医師の診察にご不満を頂戴しております。受診していただいた方の100%にご満足いただけるよう、今後も改善へ向けた努力を続けさせていただく所存でおります。
おかげさまで当院で内視鏡診療を受けられた98%の患者さまから、他の方にもおすすめできる医療機関との大変高いご評価をいただくことができました。
ただ多くの皆さま方から高くご評価をいただけている一方、この数字は前述の内視鏡および医師の診療における満足度の数字よりも、約1%弱ほど低いものとなっており、その要因は自由記載のご回答から知ることができます。ありがたいことに自由記載のご回答のほとんどは、楽に内視鏡検査を受けられたこと、他院で治療できなかったポリープが当院で治療できたこと、不安な気持ちを看護師が汲んでくれたことなどへの感謝の気持ちなどが並んでおりましたが、少数ながらネガティブなご意見もいただいております。個別の記載は省かせていただきますが、内容としては前述の様に医師の診療に対しての不満を1名の方から、また複数名からそれぞれ、下剤飲みスペースやトイレの荷物置場などの設備面のこと、看護師・事務の接遇面などに対しての改善の要望などを頂戴しております。当院といたしましてはこれら貴重なご意見を元に随時改良を加えておりますが、さらなる改善を積み重ね、皆さま方から100%おすすめしていただけるクリニックを目指していきたいと思っております。